急進vivid

主に自分の苦しみを書き綴るものになります。

チャンスを逃してきた

私はヲタで、携帯サイト全盛期からずっと自分のサイトを作って、自らの書いた小説(二次創作だけど)を公開することを続けてきた。

文章を書くのはずっと好きで、日記も毎日のように書き、その小説でないコンテンツである、私自身の日常や思想を書いた文章が評価されるのは素直に嬉しかった。

そして、そのサイトも私の情熱が続かず更新が疎かになり、下火になり、縮小していく運びとなった。長年日記を書くのに使用していたウェブサイトも閉鎖、ログを取る機能は無く、消えると同時に思い出もさよならという踏んだり蹴ったり。

文章を書くことは辞めたくないと思ってたので、新たにブログを開設してそちらにかなり不定期ながらせこせこ書いていたけれど、さすがにそこまで付いてくる人は……一人いた。

たった一人。だけど、その人は私が書いていた「二次創作小説」だけでなく、「私の文章」や趣味趣向に共感を覚えて付いてきてくれた人だった。しゅごい……。

サイト当時から感想くれたりブログにもコメントを残してくれたりして、本当にいい人だった。この人、彼女のために何かできることはないかとまで考えてた。私のファンというか、私の考えに同意してくれる、神的な存在だと思ってた。

しかしここで私の悪癖発動。飽き性である。

飽きたら放置は当たり前、放置とはすなわち、ブログを確認すらもしないとそういうことである。彼女はそれでもコメントを残してくれていた。でも、私がそれに気づいたのは1年後とか……酷い話だ。

彼女に申し訳なくて、私はブログの更新すらもしなくなった。本当は見ていたのに、返信しなかった自分が恥ずかしく、申し訳なく、そして一番は、彼女の期待に今後応えられるかわからなくて。

いつもいつも自信がなかった若い頃は、期待を寄せられるのが嫌で嫌で仕方なかった。自分が面白いと思うことを勝手にやってたら人が来た、みたいな感じだったし、個人対個人で話して、彼女が私に幻滅したら、もうウェブに何も出せない、と思っちゃって。

端的に言うと逃げた。逃亡。さよならバイバイ。

今思い返してみると、もしそこで私がもっとちゃんと頑張っていたら、彼女は私が長年憧れていた「ネットでできた友達」になり得たかもしれない。

歩み寄ってくれた彼女を裏切った私は、それ以降も人間関係クソ食らえで生きていくこととなる。ネットでも、リアルでも。

今はなんとか頑張ってはいるけど、自分がやりたいこと優先なのは変わらない。(これは単純に、いつ死ぬかわからないからやりたい事やるっていう精神から)

でも、さらけ出した自分を理解してくれる「他人」という存在は、とても大きなものだなとも思う。逃してはいけない人だったと思う。下手こいた〜〜〜〜!

全て今更後の祭りだけど、この経験を糧に、大事な人を見つけられたら逃さないようにしなきゃなって、そんなことを思ったのでした。

おーわり